SSにおけるPIaaS利用支援

SSにおけるPIaaS利用支援

概要

データ科学基盤HOKUSAI SailingShip(SS)ではプライベートIaaS(PIaaS)として、利用者が提供されたテナント上でシステムインフラを構築する必要があります。テナント管理者はOpenStack管理コンソールでVMを作成し、作成されたVM上ではアカウントを管理し、利用するサービスをインストールと環境設定を行うことになります。一方、こういったシステム構築は研究者にとっては簡単ではなく、非常に労力が掛かるものになっています。

そこで、PIaaS利用支援としてテナント上のシステム構築の支援を行い、研究者の手間を減らしつつSSの有効利用につなげることを目指します。ただし、このサービスはシステム構築を保証するものではなく、できる範囲での対応となります。また、利用者からの情報提供を頂きたいと考えており、利用者間の情報共有を進めたいと考えております。

PIaaS利用支援の内容

共通利用イメージ(スナップショット)と構成管理ツールansibleのplaybookなどを提供し、システム構築を支援します。

構築可能なシステム

  • LDAPによるユーザ管理
  • ファイルサーバ:Samba、NFS(非推奨)
  • リモートデスクトップ:RDP、VNC(非推奨)
  • ジョブ管理:slurm、singularityを実行可
  • バイオインフォマティクス:jupyterやRをリバースプロキシ経由で利用

共通利用イメージ

  • OpenStack管理コンソールでVM作成時に、”インスタンススナップショット”として選択可
  • 共通利用イメージ名:`P2301-Ubuntu-22.04.1-2212-Lustre`

Ansibleのplaybookやスクリプトとドキュメント

  • 以下のboxのフォルダから最新版のzipファイルをダウンロード
  • 最新版
    • バージョン202301alpha(リリース:2023年3月23日)
    • ファイル名:p-ansible-202301alpha.zip
  • ドキュメント
    • README:概要と最低限のシステム構築(最初に読んで下さい)
    • User’s Guidel:PIaaS利用支援の利用手引書(システム構築の際は絶対に読んで下さい)
    • TIPS:参考情報

注意点

  • このサービスでのシステム構築は所内ネットワークでの利用を想定していますので、所外に出す際はセキュリティに十分注意してください。
  • サポート体制はありませんので、できる範囲での対応となります。
  • 間違いや改善点、要望などがあれば、是非お知らせください。今後の参考にさせていただきます。
お問合せ先

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