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# 2024年度新規理研内課題の申請の締切は2024年4月2日午後3時からです。


1. スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)システム
2. 利用区分
3. 利用規約と運用実施手順
4. 理研内課題の利用申請
5. 利用者の義務とお願い

1. スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)システム

目的

理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所であり、幅広い領域で研究開発を進めています。スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)は、研究所の使命とする科学技術研究等の推進と発展に資する研究を行うために設置されています。

システム概要
  • 運用期間:2023年12月4日から2029年11月末まで
  • MPC
    • FUJITSU Server PRIMERGY CX2550 M7 312 node、34,944コア、2.12 PFlops
    • Intel Xeon Max (1.9 GHz、56コア)、2 CPU/node
    • 128 GiB (HBM2e、3.26 TB/s)、M.2 SSD 960 GB、IB NDR 400Gbps
  • 共有ストレージ
    • 9.8 PB、EXAScaler(Lustre)ファイルシステム、400 GB/s

HBW2のハードウエアおよび利用可能なソフトウエアについては利用手引書もご参照ください。
HBW2サブシステムについてはHBW2サブシステムをご覧ください。
研究用のソフトウェアについては詳細は研究用ソフトウェアライセンス(理研内からのみ)をご覧ください。

関連システム

共同利用計算機HOKUSAIはスーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)データ科学基盤HOKUSAI SailingShip(HSS)からなります。
AI関連研究でGPUをご利用になりたい方は、革新知能統合研究センターが所有するディープラーニング解析用大型計算機RAIDEN(理研内からのみ)もご参照下さい。

2. 利用区分

2024年度のMPCの全計算資源量は以下の通りです。

MPC 301,916 キロコア時間
1. 理研内課題
  • 理研内の方のみ利用可能
  • HBW2ポータルで随時申請可能
  • 課題毎に無償枠があり(MPCの年間総演算時間の1%)
    • ただし、年度途中から開始される場合は残り期間に比例した量
  • 有償でコア時間を追加可
  • コア時間を使い切った場合は低優先度になりますが無償で実行可
  • HBW2サブシステム(大容量メモリサーバ、GPUサーバ、FPGAサーバ)を利用可
2. HPCI課題
  • 理研内外の方が利用可能
  • HPCI申請システムで年1回募集(応募期間は前年度の9-10月頃)
  • 無償で大規模な利用が可能
  • HPCI課題についてはHPCIページをご覧ください。
ストレージの利用
  • ホーム領域(/home)
    • HBW2アカウント毎に4TBを無償で利用可能で、増やすことは不可
  • データ領域(/data)
    • 課題毎に利用可能で、理研内課題はHBW2ポータルで申請
利用負担金

HBW2は理研の研究者であれば一定程度まで無償で利用可能です。
利用負担金については、HBW2の利用負担金をご覧ください。

3. 利用規約と運用実施手順

利用前に利用規約と運用実施手順を必ず一読し、遵守いただきますようお願いします。

スーパーコンピュータ・システム利用規約(日本語) 令和6年4月1日改定および施行
スーパーコンピュータ・システム利用のための運用実施手順(日本語) 令和6年4月改定

4. 理研内課題の利用申請

HBW2ポータル

各種申請・確認はHBW2ポータルより行えます。

HBW2でのアカウントなどの種類
  • HBW2ポータルユーザ
    • HBW2の課題メンバーになるために必要
    • HBW2ポータルに初回ログイン時にユーザ情報を入力すると登録
    • 新規課題の申請や、課題に関する各種申請や情報の閲覧が可能
  • HBW2アカウント
    • HBW2の計算資源を使うのに必要なLinuxアカウント
    • 課題メンバーに初めてなったときに作成
    • HBW2ポータルで公開鍵を登録すると、HBW2フロントエンドサーバにログイン可能
理研内課題の利用の流れ
  1. 課題メンバー全員がHBW2ポータルにログインしHBW2ポータルユーザ登録
  2. HBW2ポータルで新規課題申請
    • 非居住者がいる場合は安全保障輸出管理の審査の準備が整い次第が審査が必要
    • 問題がなければ数日程度で課題作成とHBW2アカウント発行の通知
  3. HBW2ポータルで課題メンバがそれぞれsshの公開鍵を登録
  4. HBW2フロントエンドサーバにsshでログインして利用
HBW2ポータルへのログイン
  • 統合認証基盤(Shibboleth認証)を使ってログイン
    • 客員研究員を含む理研に所属している方は利用可能
  • 統合認証基盤(Shibboleth認証)のパスワードが分からない場合は、Okta/Shibboleth(統合認証基盤)の”認証(Okta)リセット手順”に従って変更
HBWのデータ
  • HBWのホーム領域(/home)とデータ領域(/data)のバックアップデータへのアクセスはトライアル運用中まで。
  • 階層型ストレージ(/arc)へのアクセスは2024年度中までの予定。
    • テープ装置の今後の運用については検討中。

5. 利用者の義務とお願い

安全保障輸出管理

理研内課題のメンバーに非居住者や特定類型に該当する方がいる場合は、審査票を起票し研究インテグリティ・経済安全保障本部の承認を得る必要があります。
新規で理研内課題の申請をされる際はそのタイミングで審査を受けてください。
既に利用中で審査票の承認を得ていない場合は、すぐに審査を受けてください。

審査に関する不明な点は、研究インテグリティ・経済安全保障本部の安全保障輸出管理担当(anzenhosyo [at] riken.jp)に問い合わせてください。
なお、安全保障輸出管理についてよく分からない場合は、研究室のアシスタントなど詳しい方にご相談ください。
安全保障輸出管理についての研究インテグリティ・経済安全保障本部のwebページ(理研内からのみ)

研究発表時のお願い

理研内課題を利用した成果発表には、利用したことを明記したものが必要です。記述に関する形式、場所などは問いませんので、論文発表などの成果発表をする際には、必ず明記してください。
また理研が主務でない方の場合は理研の所属を主務と併記していただくか、それができない場合は理研の共同研究者名を記載してください。

画像の提供について

HOKUSAI利用者の方には研究発表などのためにHOKUSAIの写真、ロゴデータを配布しています。利用をご希望の方は用途をお書き添えの上、までご連絡ください。

連絡先

FAQ/問い合わせテンプレートはこちらになります。

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