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# 新規トライアル課題申請の締切は2024年3月21日午後3時までです。
# トライアル課題の本運用への継続についての回答期間は、3月7日午後3時から3月21日午後3時までです。
# HBWのデータ(ホーム領域とデータ領域)へのアクセスはトライアル運用中(2024年3月末)までです。
1. スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)システム
2. HBW2の利用区分
3. トライアル/理研内課題の利用申請
4. 利用者の義務とお願い
1. スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)システム
目的
理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所であり、幅広い領域で研究開発を進めています。スーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)は、研究所の使命とする科学技術研究等の推進と発展に資する研究を行うために設置されています。
システム概要
- 運用期間:2023年12月4日から2029年11月末まで
- MPC
- FUJITSU Server PRIMERGY CX2550 M7 312 node、34,944コア、2.12 PFlops
- Intel Xeon Max (1.9 GHz、56コア)、2 CPU/node
- 128 GiB (HBM2e、3.26 TB/s)、M.2 SSD 960 GB、IB NDR 400Gbps
- 共有ストレージ
- 9.8 PB、EXAScaler(Lustre)ファイルシステム、400 GB/s
HBW2のハードウエアおよび利用可能なソフトウエアについては利用手引書もご参照ください。
研究用のソフトウェアについては詳細は研究用ソフトウェアライセンス(理研内からのみ)をご覧ください。
関連システム
共同利用計算機HOKUSAIはスーパーコンピュータHOKUSAI BigWaterfall2(HBW2)とデータ科学基盤HOKUSAI SailingShip(HSS)からなります。
AI関連研究でGPUをご利用になりたい方は、革新知能統合研究センターが所有するディープラーニング解析用大型計算機RAIDEN(理研内からのみ)もご参照下さい。
2. HBW2の利用区分
2023年12月から2024年3月まではトライアル運用となりトライアル課題のみとなります。
2024年4月からは本運用となり理研内課題とHPCI課題の2つになります。
トライアル運用(2023年12月から2024年3月まで)
1. トライアル課題
- 理研内の方のみ利用可能
- HBW2ポータルで随時申請可能
- 利用負担金と利用報告書はなし
- 各課題はそれぞれMPCの全演算資源の5%を利用可
- 演算時間を使い切った場合優先度低で実行可
- 大容量メモリサーバは20%まで追加可
トライアル運用中のHBW2の全計算資源量は以下の通りです。
BW2-MPC | 100,639 キロコア時間 |
ストレージの利用
- ホーム領域(/home)
- HBW2アカウント毎に4TBを無償で利用可能で、増やすことは不可
- データ領域(/data)
- 課題毎に利用可能でトライアル運用中は無償、HBW2ポータルで申請
本運用(2024年4月以降)
1. 理研内課題
- 理研内の方のみ利用可能
- HBW2ポータルで随時申請可能
- 課題毎に無償枠があり(MPCの年間総演算時間の1%)
- ただし、年度途中から開始される場合は残り期間に比例した量
- 有償でコア時間を追加可
- コア時間を使い切った場合は低優先度になりますが無償で実行可
- 大容量メモリ/GPU/FPGAサーバは20%まで追加可
2. HPCI課題
- 理研内外の方が利用可能
- HPCI申請システムで年1回申請(応募期間は前年度の9-10月頃)
- 無償で大規模な利用が可能
- HPCI課題についての詳細はHPCIページに記載
3. トライアル/理研内課題の利用申請
利用規約と運用実施手順
利用前に必ずお読みください。
スーパーコンピュータ・システム利用規約(日本語) | 令和4年4月1日改定および施行 |
スーパーコンピュータ・システム利用のための運用実施手順(日本語) | 令和3年4月改定 |
※HBW2の利用についての通達、利用手引書は制定に向けた手続き中です。制定されるまではHBWの利用規約・運用実施手順に従いご利用ください。
HBW2ポータル
各種申請・確認はHBW2ポータルより行えます。
HBW2でのアカウントなどの種類
- HBW2ポータルユーザ
- HBW2の課題メンバーになるために必要
- HBW2ポータルに初回ログイン時にユーザ情報を入力すると登録
- 新規課題の申請や、課題に関する各種申請や情報の閲覧が可能
- HBW2アカウント
- HBW2の計算資源を使うのに必要なLinuxアカウント
- 課題メンバーに初めてなったときに作成
- HBW2ポータルで公開鍵を登録すると、HBW2フロントエンドサーバにログイン可能
利用の流れ
- 課題メンバー全員がHBW2ポータルにログインしHBW2ポータルユーザ登録
- HBW2ポータルで新規課題申請
- 非居住者がいる場合は安全保障輸出管理の審査の準備が整い次第が審査が必要
- 問題がなければ数日程度で課題作成とHBW2アカウント発行の通知
- HBW2ポータルで課題メンバがそれぞれsshの公開鍵を登録
- HBW2フロントエンドサーバにsshでログインして利用
HBW2ポータルへのログイン
- 統合認証基盤(Shibboleth認証)を使ってログイン
- 客員研究員を含む理研に所属している方は利用可能
- 統合認証基盤(Shibboleth認証)のパスワードが分からない場合は、Okta/Shibboleth(統合認証基盤)の”認証(Okta)リセット手順”に従って変更
HBWのデータの引き継ぎ方法(トライアル運用中のみ)
- HBWからHBW2へのデータ移行
- HBWのデータ(ホーム領域とデータ領域)はHSSにバックアップ取得済
- HSS上のバックアップはフロントエンドサーバで/bwfefsディレクトリにRead Onlyでマウント済
- HSSからHBW2へはトライアル運用中に利用者自身で必要なデータをコピー(それ以降はアクセスできません)
- HBWのホーム領域(/home)データの引き継ぎ方法
- HBW2アカウント新規作成時にHBWと同じアカウント名を第一候補に記入し、本人であれば引き継ぎ可
- HBWのアカウント名がuser1であるとすると、/bwfefs/home/user1ディレクトリにアクセス可
- HBWのデータ領域(/data)データの引き継ぎ方法
- HBW2新規課題申請時に備考欄に引き継ぎたいHBWのプロジェクト名を記入し、HBWの代表者に確認が取れれば引き継ぎ可
- HBWのプロジェクト名がproject1であるとすると、/bwfefs/data/project1ディレクトリにアクセス可
- HBW2のデータ領域の利用はHBW2ポータルでストレージ購入申請(トライアル運用中は無償)が必要
4. 利用者の義務とお願い
安全保障輸出管理
HBW2の課題メンバーに非居住者や特定類型に該当する方がいる場合は、審査票を起票し研究インテグリティ・経済安全保障本部の承認を得る必要があります。
新規でHBW2の課題申請をされる際はそのタイミングで審査を受けてください。
既にHBW2トライアル課題をご利用済みで審査票の承認を得ていない場合は、すぐに審査を受けてください。
審査に関する不明な点は、研究インテグリティ・経済安全保障本部の安全保障輸出管理担当(anzenhosyo [at] riken.jp)に問い合わせてください。
なお、安全保障輸出管理についてよく分からない場合は、研究室のアシスタントなど詳しい方にご相談ください。
安全保障輸出管理についての研究インテグリティ・経済安全保障本部のwebページ(理研内からのみ)
研究発表時のお願い
トライアル/理研内課題を利用した成果発表には、利用したことを明記したものが必要です。記述に関する形式、場所などは問いませんので、論文発表などの成果発表をする際には、必ず明記してください。
また理研が主務でない方の場合は理研の所属を主務と併記していただくか、それができない場合は理研の共同研究者名を記載してください。
画像の提供について
HOKUSAI利用者の方には研究発表などのためにHOKUSAIの写真、ロゴデータを配布しています。利用をご希望の方は用途をお書き添えの上、までご連絡ください。
連絡先
FAQ/問い合わせテンプレートはこちらになります。(質問・相談テンプレートをご活用ください)
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