HPCI課題について |
HPCIとは
HPCI( High Performance Computing Infrastructure :革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)は、国内の大学や研究機関の計算機システムやストレージを高速ネットワークで結んだ共用計算環境基盤です。
一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)が代表機関として課題の選定やヘルプデスク業務などを行っています。
HPCIの運用を通して画期的な研究成果が創出されていくことで、科学技術の発展や産業競争力強化に資するとともに、人材育成やスーパーコンピューティングの裾野の拡大にも貢献しています。
HPCI課題についてはHPCIポータルサイト(外部サイト)の「利用案内・申請」をご覧ください。
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HPCI課題について
- RISTが募集・課題選定等の運営を行い、理研内外から応募可能
- HPCI申請システムで年1回申請(応募期間は前年度の9-10月頃)
- 複数の課題があり、HBW2は「一般課題」「若手課題」「産業課題」を募集
- 課題は各分野の専門家により審査され、選定される
- 無償で大規模(全計算資源の最大10%程度)な利用が可能
- HPCIの様式の利用報告書の提出が必要
HBW2の利用規約と運用実施手順
利用開始にあたり、 HBW2の利用規約と運用実施手順を必ず一読し遵守いただきますようお願いいたします。
安全保障輸出管理について
課題メンバーに非居住者、特定類型の方がいらっしゃる場合には、利用開始までに安全保障輸出管理上の審査が必要となります。(詳細は課題採択後に課題代表者に連絡いたします。)
審査に時間がかかると利用開始が遅れることがあります。
ローカルアカウント(HBW2アカウント)発行手続き
本人確認後の、ローカルアカウント(HBW2アカウント)発行の手続きは以下の通りです。
◆(客員を含む)理研の身分をお持ちの方
- 管理者(情報システム部)からHBW2ポータルのユーザ登録依頼のメールが届きます。
- 既にHBWポータルユーザ登録されている場合はメールは届きません。
- 利用者はHBW2ポータルにShibboleth認証を用いてログインします。
- ログイン後ユーザ情報を入力し、登録します。
- 管理者がHPCI課題とHBW2アカウントを作成し、利用者にメールを送ります。
- 既にHBW2アカウントをお持ちの場合には再利用します。
- 利用者は再度HBW2ポータルにログインし、公開鍵の登録を行ってください。
- 公開鍵の登録が完了すればHBW2にSSHでログインすることが可能になります。
◆理研の身分をお持ちでない方
- 管理者(情報システム部)がHBW2ポータルユーザ登録、新規課題作成、HBW2アカウント作成を行い、利用者にメールを送ります。
- 既にHBW2ポータルユーザやHBW2アカウントをお持ちの場合には再利用します。
- HBW2アカウントが新たに作成された場合は、送られてきたメールの指示に従ってHBW2アカウントのパスワードを変更してください。
- 利用者は再度HBW2ポータルにログインし、公開鍵の登録を行ってください。
- 利用者は変更後のHBW2アカウントのパスワードでHBW2ポータルにログインできます。
- 公開鍵の登録が完了すれば、HBW2にSSHでログインすることが可能になります。
HPCIの提供する認証基盤を利用するにあたって
HPCI共用ストレージなどを利用する場合には、HPCIの提供する認証基盤を利用して認証を行う必要があります。
HPCIからは従来の認証基盤(GSISHH)と新認証基盤(OAuthSSH)が両方提供されていますが、HBW2で利用可能な認証は新認証基盤(OAuthSSH)のみとなります。ご注意ください。
※新認証基盤(OAuthSSH)の機能はリリース前となります(2024年4月16日現在)。リリースされ次第、HPCI事務局より連絡が入りますので、Gfarmの利用はお待ちいただければ幸いです。
HPCI課題と理研内課題の異なる点
課題利用者の役割
課題代表者代理やオブザーバの登録はできません。
HPCI課題の申請と管理
上でも記載しておりますが、HPCI課題についての申請などはHBW2ポータルからは行えません。必要に応じてHPCIヘルプデスク(外部サイト)にお問い合わせください。
HPCI課題の演算時間と演算資源
HPCI課題において申請された演算時間が720コア時間単位で割り切れない場合には、演算時間を720コア時間単位で割り切れるよう切り上げて割り当てを行います。
また演算時間の無償枠と追加、低優先度実行は対象外でMPC以外の演算資源は利用できません。
HPCI課題の優先度制御
利用期間を通じて計画的に利用する限りにおいて、HPCI課題で割り当てられた演算時間を使い切れるように優先度の調整を行います。
HPCI課題のストレージ
利用者が理研内課題や他のHPCI課題に所属している場合、同じアカウントを使用しホーム領域にて利用できる容量も変わりません。
HPCI課題において申請されたデータ領域がTB単位で割り切れない容量の申請があった場合には、容量をTB単位で割り切れるよう切り上げて割り当てます。
また、利用終了後のデータの保管についてはHPCIのルールに従います。
所属や身分が変わった場合
HBW2ポータル上での手続きは不要です。
ただ、HPCI申請支援システムでのHPCI-IDの属性変更などの手続きは必要となります。
HPCI課題の報告
利用報告書の提出は、HPCIのルールに従ってください。
HPCI課題のメンバー変更や報告書の提出はHPCI申請支援システムで行ってください。
HPCIに関わるお問い合わせはHPCIヘルプデスク(外部サイト)にお問い合わせください