プログラム

理研におけるスーパーコンピュータの最新動向とHPCにおけるシステム性能評価の今後

プログラム

(敬称略)
時間
プログラム
10時00分
開会
10時00分 – 10時40分

「次世代スーパーコンピュータ開発の現状について」

横川 三津夫

(独)理化学研究所

次世代スーパーコンピュータ開発実施本部開発グループ

グループディレクター

講演概要

理研が開発している10ペタフロップス級の性能を持つスーパーコンピュータについて,システム概要及び開発の現状について述べる.

10時40分 – 11時10分

「次世代スーパーコンピュータ:アプリケーションの高性能化に向けて」

南 一生

(独)理化学研究所

次世代スーパーコンピュータ開発実施本部開発グループアプリケーション開発チーム

チームリーダー

講演概要

理研で実施している、10ペタフロップス級の性能を持つ次世代スーパーコンピュータをターゲットにした、アプリケーションの超並列化・高性能化に向けた活動について述べる。

11時10分 – 11時40分

「理化学研究所スーパーコンピュータシステムRICCについて」

重谷 隆之

(独)理化学研究所

情報基盤センター

専任技師

講演概要

2009年8月に運用開始したRICCについて、設計のポイントとシステム特長、運用状況と紹介するとともに、今後の構想について述べる。

11時40分 – 12時00分
RICC ユーザ表彰
12時00分 – 13時00分
昼休憩
13時00分 – 13時30分
RICC見学会
13時30分 – 14時00分

RICC利用者からの発表(1)

「スーパーコンピュータを用いた膜蛋白質の分子シミュレーション」

杉田 有治

(独)理化学研究所

基幹研究所杉田理論生物化学研究室

准主任研究員

講演概要

膜蛋白質や生体膜などの分子シミュレーションは、並列計算機を用いることにより、近年飛躍的に進歩しつつある。数年前には、数ヶ月の計算時間を必要としていたナノ秒のダイナミクスを、理研RICCを始めとするスパコンを用いることにより数日で計算可能になった。この分子シミュレーションにおける演算量の増加が、膜蛋白質の機能の理解に向けて、どのような質的変化をもたらしているのかを、実際にRSCCやRICCを用いて計算した蛋白質に関する応用例を示しながら議論したい。

14時00分 – 14時30分

RICC利用者からの発表(2)

大規模数値シミュレーションによる物質設計ー新機能を備えた物質開発を目指してー

柚木 清司

(独)理化学研究所

基幹研究所柚木計算物性物理研究室

准主任研究員

講演概要

近年の急速なコンピュータ性能の向上にともない、以前では、限りなく不可能であったシミュレーションが物質科学の研究分野でも可能になってきた。本講演では、我々が最近スーパーコンピュータを用いて行っている数値シミュレーションによる物質開発に向けた研究を紹介するとともに、この分野の今後の方向性を議論する予定である。

14時30分 – 15時00分
コーヒーブレイク
15時00分 – 17時45分

パネルディスカッション

「これからのHPCにおけるベンチマークついて」

概要

HPCにおけるベンチマークテストの有り方、今後の方向性について各方面で活躍する研究者、技術者それぞれの立場からの意見を伺い、現在のHPCのベンチマークの状況を整理し、今後の方向性を探る。

モデレータ

姫野 龍太郎
(独)理化学研究所 情報基盤センター センター長

パネラー

青木 尊之
東京工業大学 学術国際情報センター 教授

石川 裕
東京大学 大学院 情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 教授

稲富 雄一
九州大学情報基盤研究開発センター 学術研究員

成瀬 彰
株式会社富士通研究所 ITシステム研究所 サーバテクノロジ研究部 研究員

西村 成司
クレイ・ジャパン・インク技術支援本部

黒川 原佳
(独)理化学研究所 情報基盤センター

17時45分
閉会
18時00分 –
懇親会