POP3S・SMTP認証への移行

APOPおよびPop Before SMTP サービスの廃止に伴い、POP3 を使ってメールを受信している場合は、以下の設定を確認して下さい。

  1. APOP で受信する設定になっている場合は、それを解除して、POPS(POP3S)での受信設定に切り替えます。
  2. Pop Before SMTP で送信する設定になっている場合は、それを解除して、SMTP認証による送信設定に切り替えます。
具体的には

  • APOP で受信する = ポート「110」を使って受信する。
  • POPS で受信する = ポート「995」を使って受信する。
  • Pop Before SMTP を使って送信する = ポート「25」を使って送信する。
  • SMTP 認証を使って送信する = ポート「465」を使って送信する。
    送信の際の認証情報には受信メールサーバーと同じ設定を使用する。

なので

  1. 受信ポートが「110」になっている場合は「995」に変更する。
  2. 送信ポートが「25」になっている場合は「465」に変更する。
    送信(SMTP)認証情報に「受信メールサーバーと同じ」という設定をする。

を行います。

以下に、メーラー毎の設定箇所を記載します。

送信・受信メールサーバには、必ず postman.riken.jp ( go 無し)を指定してください。

Outlook Express 

Outlook 

Thunderbird 

Mac版 Apple Mail 

Mac版 Entourage

    Outlook Express の設定

    1. 「ツール」→「アカウント」を選択します。 [ツール]→[アカウント]    
    2. 「メール」タブで、設定を確認するアカウントを選択し、「プロパティ」をクリックします。 「インターネットアカウント」ダイアログボックス
    3. 「サーバーのポート番号」を確認します。
      • SMTP認証の設定:
        「送信メール(SMTP)」が「465」、「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」が ON であることを確認します。
      • POPSの設定:
        「受信メール(POP3)」が「995」、「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」が ON であることを確認します。

      SMTP認証の設定

    4. SMTP認証の認証情報を設定します。
      「サーバー」タブの「送信メールサーバー」で「このサーバーは認証が必要」にチェックを入れ、「設定」ボタンをクリックします。 SMTP認証情報
    5. 「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」を選択して「OK」をクリックします。 SMTP認証情報詳細

    Outlook の設定

    1. 「ツール」→「アカウント設定」を選択します。 [ツール]→[アカウント設定]
    2. 「電子メール」タブで、設定を確認するアカウントを選択し、「変更」をクリックします。 「アカウント設定」ダイアログボックス
    3. 「電子メールアカウントの変更」ダイアログになります。「詳細設定」をクリックします。 「電子メールアカウントの変更」ダイアログボックス
    4. 「サーバーのポート番号」を確認します。
      • POPSの設定:
        「受信サーバー(POP3)」が「995」、「このサーバーは暗号化された接続(SSL)が必要」が ON であることを確認します。
      • SMTP認証の設定:
        「送信サーバー(SMTP)」が「465」、「使用する暗号化接続の種類」が「SSL」 になっていることを確認します。

      「インターネット電子メール設定」ダイアログボックス

    5. SMTP認証情報を設定します。
      「送信サーバー」タブで「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェックを入れ、「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」を選択して「OK」をクリックします。 SMTP認証情報

    Thunderbird の設定

    1. 「ツール」→「アカウント設定」を選択する。 「ツール」→「アカウント設定」を選択する
    2. POPSの設定です。「サーバ設定」を選択し、「ポート」が「995」であること、「SSLを使用する」のオプションが ON であることを確認してください。 「アカウント設定」ダイアログボックス
    3. SMTP認証の設定です。「送信(SMTP)サーバ」を選択します。ポート番号が「25」になっている場合は、「編集」をクリックします。 「送信(SMTP)サーバ」の設定
    4. 「ユーザ名とパスワードを使用する」にチェックを入れ、「SSL」を選択します。「ポート番号」が 465 になったことを確認して「OK」をクリックします。 「SMTPサーバ」ダイアログボックス

    Mac版 Apple Mail の設定

    1. 「メール」→「環境設定…」を選択します。 「メール」→「環境設定...」を選択します
    2. SMTP認証の設定です。「アカウント」パネル「アカウント情報」タブの「送信用メールサーバー(SMTP)」には、現在お使いのSMTPサーバーの名前が表示されています。(ユーザーが設定する名前なので画面表示の「postman」とは違う場合があります。)
      右端のスクロールボタンをクリックして、一覧から「サーバーリストを編集…」をクリックします。 「アカウント」パネル「アカウント情報」タブ
    3. 「詳細」タブで以下の設定をします。その際に現在お使いのPostman SMTPサーバーが選択されていることを確認してください。
      設定ができたら「OK」をクリックします。
      カスタムポートを使用 : ON 465
      SSL (Secure Sockets Layer) を使用 : ON
      認証 : パスワード
      ユーザー名 : (postmanアカウントを入力して下さい)
      パスワード : (入力してください)

      「詳細」タブの設定

    4. 「アカウント」パネルに戻ります。送信用メールサーバー(SMTP)」に現在お使いのPostman SMTPサーバーが選択されていることを確認して、パネルを閉じます。 am05.png
    5. POPS の設定です。「詳細」タブで以下の設定をします。
      ポート : 995
      SSL を使用 : ON
      認証 : パスワード

      「詳細」タブの設定

      Mac版 Entourage の設定

    1. 「Entourage」→「アカウントの設定…」を選択します。 「Entourage」→「アカウントの設定...」を選択します
    2. アカウント名をダブルクリックします。 アカウント名をダブルクリックします
    3. 「アカウントの設定」タブで、受信サーバーと送信サーバーの設定を行います。まずは受信サーバーのPOPS の設定です。
      1. 「アカウントの設定」パネルで、次のように設定します。
        アカウントID ご自分のPostman アカウント
        POPサーバー postman.riken.jp
        パスワード ご自分のアカウントのパスワード
        Mac OS キーチェーンにパスワードを保存 ON

        詳細な受信オプションの設定

      2. 「ここをクリックして詳細な受信オプションを指定」をクリックし、以下を設定します。
        保護された接続方式 (SSL) で POP サービスに接続する ON
        次の POP ポートを使用する
        (ここのチェックはONにしても後で自動的に外れてしまう場合があります)
        995
        常に保護されたパスワードを使用する ON

        詳細な受信オプションの設定

    4. 次に送信サーバーのSMTP認証の設定です。
      1. 「アカウントの設定」タブで、「ここをクリックして詳細な送信オプションを指定」をクリックし、以下を設定します。
        保護された接続方式 (SSL) でSMTP サービスに接続する ON
        次の SMTP ポートを使用する 465
        送信サーバー(SMTP)は認証が必要 ON
        受信メールサーバーと同じ設定を使用する ON

        詳細な送信オプションの設定

      2. OK をクリックしてダイアログボックスを閉じます。