About|部署紹介

ミッション・役割

情報セキュリティ・システム部は、理化学研究所の研究活動と業務運営を支える情報基盤と情報セキュリティを担う専門部門です。
職員が安心して活動できる環境を維持・発展させることを使命として、日々の運用と継続的な改善に取り組んでいます。

① 研究を支える使命

スーパーコンピュータをはじめとする研究基盤を安定して運用し、研究活動が継続して進められる情報基盤を維持しています。
日々の運用と改善を重ね、研究の発展を支える環境づくりに取り組んでいます。

② 組織の毎日を支える役割

クラウドサービスや業務システムの運用を通じて、職員が場所や環境を問わず業務が滞りなく行える環境を整備しています。
安定性と使いやすさを重視しながら、新しい情報環境の導入や改善にも取り組み、研究所全体の働く環境を支えています。

③ 情報をまもる責任

研究情報や業務情報を適切に保護するため、技術的対策と運用面での両面から情報セキュリティを推進しています。
教育・啓発活動や利用支援を通じて、安心安全に利用できるよう努めています。


部長メッセージ

研究開発の未来を足元から支え、安全で持続可能なICT環境を創り維持する

情報統合本部情報セキュリティ・システム部は、理化学研究所が世界に誇る「研究開発」の成果を最大限に引き出すため、その土台となるITサービスやICT(情報通信技術)基盤環境の構築・運営、および全組織的な情報セキュリティ対策を担う部署です。

私たちが提供するITサービスは、日々のメールやチャット、ストレージ、ネットワーク環境の提供から、ネットワーク基盤・仮想化(VM)基盤の運営、研究所を動かす各種業務システムの運営やそれらの利用支援まで多岐にわたります。これらは一見、組織において「あって当たり前」のITサービスでありICT基盤かもしれません。しかし、主役である研究開発が、円滑に進められるように基盤やサービスの維持、セキュリティへの不安を感じることなく、最先端の探求に没頭できる環境を維持することこそが、私たちの何よりの使命です。

昨今、生成AIをはじめとする先端技術の発展にともない、「IT関連業務の多くがAIに置き換わるのではないか」と言われています。私たちは、これは決して誇張ではなく、相当高度な専門性や判断を要する業務を除けば、将来的には、現実に多くの領域がAIへ置き換わっていくと考えています。だからこそ、私たちがこれから担うべきは、単純なサービスや基盤を維持管理するだけの作業ではありません。AI等の技術をどのようにインフラや業務システムへ組み込み、効率化を進めつつ、同時にそのリスクを制御していくかという「高度なガバナンスと意思決定」だと思います。

研究所を外部の脅威から堅牢に守る「セキュリティ(Security)」の担保と、利用者が新しい技術を倫理的・法的に正しく安心して使いこなせるための「安全性(Safety)」の確保。この両面において、AIには下せない最後の責任ある判断、そして研究開発の実務に即した柔軟な制度設計を行うことこそが、研究開発を高度に進めるために、これからの私たち人間に課せられた役割です。

私たちの仕事は、派手な研究開発の推進や業務改革を主導する立場ではありません。しかし、最先端の研究開発が安全に進められる舞台をプロフェッショナルとして整え、激変するICTやAI技術の先頭でITサービスやICT環境を地道にアップデートし、維持していくこの役割に、私たちは大きな誇りを持っています。


技術の変革期において、思考を止めず、組織の根幹を支える高度な任務に挑み続けることが、私たちに求められる役割だと考えています。

2026年7月
国立研究開発法人理化学研究所
情報統合本部 情報セキュリティ・システム部
部長  黒川 原佳